問題集の注意


小学校受験対策と問題集の選び方

近年、小学校受験が盛んになっており、書店でも多くの問題集を見かけます。小学校受験に本気で取り組むならば、やはり問題集は必須だと言えるでしょう。 

では、どのような問題集がよいのでしょうか。一般の書店でも小学校受験対策の問題集は取り扱っていますが、おすすめなのは大手の幼児塾が作成したり監修したりした問題集です。小学校受験ではあらゆる分野の試験が出題されますが、それらのジャンルごとにまとめたものが幼児塾の問題集なのです。 


実際の小学校受験で出題された内容としては、積み木やブロックなどの立体図形、点図形、物語の記憶、常識や知識、迷路、観察、言語、数などなど非常に幅広いジャンルが挙げられます。受験の本番までにいかに数多くの問題集をこなし、経験しておくかがポイントとなるでしょう。特に、筆記試験を重視する小学校ではかなりの難易度の問題が相当な量で出題されますから、十分な対策が必要だと言えるでしょう。 


小学校受験での出題例をいくつか挙げてみましょう。 

まずは言葉の分野では、しりとりや同頭音語、同尾音語があります。これらは、多くの子供は字が読めないことを前提にしていますから、絵で表現されます。その絵が何を表しているのかを理解する必要があります。また常識問題では、季節の行事、昔話などのあらすじと登場人物、動物の生態、野菜や果物の季節や特徴などについても出題されます。記憶の分野では、かなり高度で大人ですら難しいと思われるものなども出題されているようです。こうして見ていくと、事前の問題集への取り組みがいかに大切かが分かりますね。幼児塾の問題集を一通り終えたら、受験する小学校の過去問をまとめた問題集をやっておくことが重要です。本番の試験ではどんな問題が出るか分かりませんから、あらゆるジャンルの問題集を制覇しておきましょう。そして、小学校受験の本番では余裕を持って臨みたいものです。


出典: 小学校受験対策と問題集の選び方


小学校受験対策の問題集の選び方と効果的な受験勉強方法

小学校受験対策としては専門の塾に通うなどの方法がありますが、

いくら受験環境を整えたとしても受験する本人の努力がなければ

合格が難しいことはいうまでもありません。

そこで小学校受験対策としての効果的な勉強法は何か?というと

まず問題集を利用した学習は不可欠のものといってよいでしょう。

小学校受験を真剣に考えるならば、問題集は絶対にやっておくべき

ともいわれるほど、問題集への集中的な取り組みは重要です。

小学校受験用の問題集は一般の書店でも購入可能で、

様々な種類のものが出版されていますが、

限られた時間を有効活用し受験対策を効果的に行うためには、

効果の高い問題集を選ぶことが大切です。

そこで、小学校受験用の問題集には、できれば作成や監修として

大手の幼児塾が参加している問題集を選んで下さい。

幼児塾などによる小学校受験のノウハウが反映された問題集の方が、

より受験対策として即効性が期待できると思います。

また、受験本番までにまだ時間の余裕があるのならば、

毎日少しずつ色々なジャンルの問題集に取り組むことが効果的です。

幅広い知識や経験値を得られれば、出題傾向の変化にも対応できます。

最近の傾向では、小学校受験で実際に出題されるのは、

お話しの記憶、積み木やブロックなどの立体図形や平面図形、点図形、

常識・知識、数、言語、系列、観察、迷路、記憶、

など、出題分野は実に多岐に渡っています。

試験本番で見慣れない分野の問題に遭遇してあわてない為には、

数多くの問題をこなして経験しておくしか方法はありません。

特に採点基準として筆記試験重視の小学校では、

毎年高難易度の問題がかなりの量で出題されています。

塾によってはこれらの問題をジャンル別に分け

ジャンル毎の問題集として出版していますので、

試験までに時間の余裕があるのであれば

これらの問題集を繰り返しやって見るとよいでしょう。

出題分野の中でも「記憶」などは

大人でも覚えるのが大変なものもありますし、

言葉のしりとりや、同頭音語、同尾音語も、

子供はまだ字が読めないという前提での受験となりますので、

絵を見てそれが何の絵なのかを判別する知識が必要になります。

「知識」のジャンルでは、季節の行事はもちろん、

野菜や果物の旬の季節や特徴、動物の生態、

昔話やおとぎ話のあらすじ、登場人物の把握も学んでおきましょう。

一応これらの問題集を制覇し、基礎的な学力準備が整ったなら、

最終的には受験する小学校の過去問を中心にまとめられた問題集を

やっておくと受験対策としては万全だと思います。

受験本番では、出題される問題数には限りがありますが、

どの分野の問題がどの程度出題されるのかは分かりません。

そこで受験対策としてあらゆるジャンルの問題集をやっておけば、

小学校受験本番での問題に対して、

心に余裕を持って取り組むことができるでしょう。

受験対策には事前準備が非常に重要ですので、

試験対策に万全を期すのであれば、準備期間に余裕を持って

幅広い知識に対する対応力を養っておくことが重要です。


出典: 教育ローン、学資保険、子供保険と受験対策


過去問の活用方法

過去問題集から学ぶこと


 小学校受験をお考えなら、ペーパー試験は、まず、過去問を解かせてみるという人が多いのではないでしょうか。

 過去の小学校入試問題を解いてみて,得点の良し悪しで一喜一憂するのは全くのナンセンス! 過去の問題は,ふだんの学習に使うテキストや練習問題とは意味が違うのです。大事なのは,まず「入試問題」とはどんなものかを感じ取ることです。


志望校の入試問題を解いてみましょう。


 志望する学校の試験用紙を実際に見てみよう。実感として試験が身近なものになれば,小学校受験に対する意識が変わってくるのものです。


試験問題を研究しましょう。


 保護者の方は、過去の入試問題を,過去数年分に遡り、何度もくり返し見てください。同じ様な問題が繰り返し出題されていることに気づくことがあります。この”傾向を知る”ことこそが,過去の入試問題を解く大切なポイントです。

 入試問題は学校により,独自の傾向というものがあります。たとえば,同様の問題で前年とは数値を変えただけ…同じ様な慣用句を使っている等、一定の傾向があったり,よく出題される範囲,あまり出題されない範囲が見えてきます。


 ただし,2~3年ごとにガラッと傾向を変える学校もあるので,過信してはいけません。また、一般に市販されている小学校受験問題集はその学校が提供したものである場合はほとんどなく、塾等が提供した、受験生への聞き取りによるあやふやなものであるということも頭に入れておく必要があります。


試験問題から情報を読み取りましょう。


 問題の内容も大切ですが,他にも重要な手がかりを見つけることができるでしょう。


◎ボリューム 

全体の出題数と,制限時間。どのくらいのスピードで解けば時間内に終わるのか知っておくとよいでしょう。


◎出題パターン 

解答方法のパターン。選択問題を記号で答えるのか,記述式なのかなど。

◎問題文の独特な言いまわし

その学校の特徴的な解答方法なども注意。


他にも,大切な情報が豊富に含まれています。

 その学校の求める最低限の学力レベルを知っておくことが大切なのです。


 試験形式を知り,"慣れる"ことが 過去の入試問題を学ぶ重要な目的です。


 過去問を知ったところから本当のお勉強が始まります。


出典: 株式会社 イグザム


<小学校受験>過去問対策を始める前の注意点


今回のテーマは、「<小学校受験>過去問対策を始める前の注意点」です。


◆4月に入ったら

 11月から受験対策をはじめ、4月は半年が経過し、後半のスタートとなる時期になります。

 子どもたちは、学年が変わり、新しいことがはじめることを実感し、学習意欲も高まってくる時期です。

 この時期から、過去問を意識しながら勉強をしていくことになりますが、基礎を一通り網羅することができていても、すぐに過去問を解けるというわけではありません。

 入試問題は、様々な難易度があり、指示が複雑であったり、答えを求めたあとその答えを使ってさらに難しい問題を解かなければならないなど、難しくなっているためです。

 そのため、過去問対策を始める前に、注意していただきたいことがあります。


◆過去問対策を始める前に注意していただきたいこと

~子どもが自信をなくさないための配慮~

 11月から、基礎をコツコツと積み重ね、できることが増えてきた子どもが、急にできない問題にぶつかると、自信を失い、やる気を失ってしまうことがあります。

①過去問の難易度を確認しておく

 過去問には難易度があります。事前に、問題を確認しておき、どの問題であれば取り掛かりやすいかをチェックしておきます。

②正解、不正解で判断しない

 過去問に正解することも大切ですが、そのことよりも、子どもがどの部分であれば確実にできており、できていない部分については、少しヒントを与えるとできる理解度なのか、ほとんどできていないのかなど、子どもができる程度を把握し、今後の学習プランに生かしていくことが大切です。


出典: 相模原 幼児教室 ジニアス Infant class


小学校受験~直前になってからの問題集は? 

小学校受験直前となってしまった人は、どれを選んだらよいか途方に暮れることもあるようです。


 小学校受験には、もう時間がない直前対策となりますので、その時点で塾や幼児教室を探し回るより、家でお母さんがじっくり見てあげて、自信をつけさせるのが得策と言えるでしょう。


 こぐま会の問題集は問題数が少ないのが欠点ですが、基本から応用まで幅広くそろっていますので、伸芽会のものなどと組み合わせて少しずつやってみては如何でしょうか?


 小学校受験の直前となったら、秘訣は「子供に自信をつけさせること」です。


 子供が出来なかった問題は、無理に解かせようとせず、「出ない」と割り切ってしまうことも小学校受験の直前対策では重要な戦術となります。


出典: 小学校受験情報~一発逆転!小学校受験最短合格法


「問題集の選び方とペーパー学習」

小学校受験の準備をされている方が必ず手を付けなければならなくなる、ペーパー教材…


書店や幼児教室へ行けば、中学や大学受験並に問題集等を目にすると思います。保護者から「どれを選んだら良いのでしょうか?」とよく聞かれるのですが、これがなかなか難しいのです。


当会でも問題集は三十年以上前から出版していて、数回改定もしています。専任のイラストレーターが描いており、通常授業や講習などの教材と連動した問題集です。


当会の生徒の場合、当会の問題集や、年長会員用の各月復習用問題集(非売品)だけでは絶対量も足りませんし、他の教室の問題集も使用して、幅広い教材に対応できるようになって欲しいと思うので、他社の問題集の使用も薦めています。


「問題集の選び方」について、保護者から質問された時の対応を年長受験主任に確認してみました。当会で出版している問題集以外についての考えです。


初期段階では、ペーパーに対して苦手意識が生まれないように学習していて楽しいものを薦めているそうです。

 

次の段階では、子供の理解レベルの高低を保護者が判断しやすい問題集を薦めているそうです。


ペーパー学習を始めてみると、当初出題の分野が広すぎるように思えますが、分類すると意外にそうでもありませんから、ほぼ全部の分野に触れるために何か月もかかる事はありません。


子供は分野とか出題方法によって、理解が浅かったり深かったりするので、それぞれの理解レベルを保護者が掴む事が可能です。主任の言うように、それを判断しやすい問題集を使用することは、学習効果を上げるためのマネイジメントとして重要です。


推理系領域の分野は、全ての分野の基礎段階が終了してからでないと理解しにくい問題が多いので、最終段階で行えば十分と主任も私も考えています。

但し系列(序列)のような推理問題は、年少~年中児でも基礎的なものは理解が可能ですし、頭を柔らかくする為にも初期段階から行うのは効果的です。 


よく志望校を決定済みの家庭が、過去問を調べて過去五年間に出題された分野中心のペーパーを反復する方がいますが、それは最終段階で十分です。そんなことを初期段階で行ったら偏った学習となって、総合力をつけられなくなります。


ある程度ペーパー学習を進めていくと、必ず壁にぶつかります。伸びが止まるだけでなく、以前よりミスが増えたり思考が浅い感じがする筈です。


これは、飽きであったり、面白いと思えなくなった時の特徴です。「それ以上量を増やしたり、ミスに対してガミガミ叱るようだとペーパー拒否症になりますよ!」という警告と受け止めてください。


もしそこまで症状が進んだら、数週間ペーパーの家庭学習を抜かなければならなくなります。病気の治療で強い薬を使いすぎて副作用が酷くなって、薬の使用を止めなければならなくなったようなものです。


薬の止め方にも注意が必要ですが、受験準備の場合も全てを止めてしまうと、以前の領域に戻せなくなることがあります。コツとしては、「教室での学習を続けて、家庭学習を数週間抜く」ことが、最善の方法です。


但し、教室での出来が悪くても一切小言を言わず、穏やかな表情で見守れる保護者でいることが条件です。それが可能であれば必ず復活します。

                           

出典: 幼児受験プランナー 島村美輝のブログ