小学校受験&世界に羽ばたく子に必携『にっぽんの図鑑』


多くの幼児教室が小学校受験のために活用している『きせつの図鑑』などのプレNEOシリーズに、『にっぽんの図鑑』が仲間入り。エデュママ限定の購入特典をご用意しました。ぜひ最後まで読んでくださいね。



日本の「心」「暮らし」「伝統」を図鑑に


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『にっぽんの図鑑』は、「身近で見かけるけれど、よく知らなかった日本」「子どもに最低限知っておいてほしい日本」「知っているとかっこいい日本人になれそうな日本の知識」が、詰まった幼児・低学年向けの図鑑です。本文は、日本の「心」「暮らし」「伝統」の3章に分かれ、日本に関する83のテーマがオールカラーで展開されています。


就学前から低学年のお子さま向けですから、ひらがながメインで、漢字にはすべてふりがながついているのですが、めくっていくと、ああ、そうだった…と「和」の優しい雰囲気に浸されます。中には、えっそうだったの、知らなかった!なんてこともあって、大人としてはちょっと恥ずかしかったり。さまざまなイラストやクラフト、大きな写真などが散りばめられた豪華な編集です。


冒頭に、監修者の信州大学教授の藤森裕治先生から「おうちの方へ」というメッセージが掲載されていました。素晴らしいメッセージなので、ここに、全文転載させていただきます。



この本は、わたしたちが暮らす日本の文化と伝統に着目し、日本人の生活様式や価値観、信仰、技術、伝承などをとりあげています。教育基本法では、「郷土を愛する心」が重視され、学校教育では、「伝統的な言語文化」の学びが盛んにおこなわれています。グローバル化、高度情報化がものすごい勢いで進む今日、国の境目はどんどんなくなりつつあります。しかし、そういう時代だからこそ、「日本人」であることの意味、独自性について、ご家庭で意識することは非常に大切なことです。やがて国際社会に羽ばたくお子さんたちが、「あなたの国について教えてください」と問われたとき、本書を思い出してくださることが、わたくしどもの願いであり、目的なのです。



日本を学びながら感情豊かに、学ぶ力をつける


藤森先生は、信州大学教育学部教授にして、信州大学教育学部附属長野小学校の校長先生、つまり日常的に小学生と接している先生です。この図鑑について、また今の小学生についてお話をうかがいました。


「この図鑑は、ランダムアクセスができる、つまりどこから読んでも楽しめる図鑑です。開いたページごとに、挨拶やおじぎから、神社、祭り、妖怪、折り紙、日本家屋や銭湯、文楽や落語、世界遺産、日本を作った神様のことまで、日本の文化に関する面白い知識が詰まっています。


子どもにとっては愉快だったり、ワクワクしたり、不思議だったり、恐ろしかったりすることでしょう。そういうさまざまな面白さが、子どもの感情を豊かにしてくれます。感情を豊かにしていくことで、子どもは学ぶ力を身につけていきます。


子どもはひとりひとり違います。なんでも自分で体験してみたい子、内省的で読書で知識をため込みたい子、直感的な子、慎重な子、本当にさまざまです。ですから、その子のタイプを見極めずに、たとえば、勉強を塾任せにしてしまうといったことは避けてほしいと思います。親御さんには、ぜひ自分の人生を振り返りながら、どんなタイプの子なのか、わが子の生き方の個性を見て導いていってほしいと思います。


いちばんの教育力は、その子のポテンシャルの中にあります。そしてそれに火を付けることは親でなければできません。子どもには自信が必要なのです。親御さんには、ぜひ、わが子に自信をつけてほしいと思いますね。

そして私は、この図鑑を通じて、学ぶってなんて面白いんだろう。私たちは、なんて豊かな文化の国に生まれてきたんだろう!と伝えたいと思います。」



一家に1冊、親子一緒に、日本を学ぼう!


この図鑑の中には、今の親世代が知らないということも案外多いかもしれません。ここ20~30年の急激な時代変化で急速に身の回りから消えてしまったり、話されなくなったような事柄です。そしてそれらは、名門校の小学校受験でよく扱われるようなことだったり、外国の人に日本を説明するときに必要な知識であったりします。


加えて、藤森先生によると、新学習指導要領によって、今、小学校で教えている「伝統的な言語文化」は親の時代と比べると驚くほど幅広いのだとか。そう考えると、この図鑑は“一家に1冊”、親と子が一緒になって楽しみながら学ぶ本といってもいいかもしれません。



プレNEO 楽しく遊ぶ学ぶ にっぽんの図鑑
藤森裕治監修、小学館刊、本体2800円+税


知っておきたい「にっぽん」がわかる図鑑。小さな子どもにもわかる食べ物(食文化)や、お祭り(行事)、遊びや会話などから、「すごい!日本」を83テーマで紹介。茶室や日本の昔の家、「能」の舞台などは本物そっくりなクラフトを作成して好奇心のきっかけ作りに。簡単な文章で、すべてふりがなつき。大人でも答えにくい項目もやさしく説明して、親子で楽しめます。子どもがひとりでも読める飽きさせないページ構成です。
たとえば、「だるま」の顔に描かれている、縁起物の生き物とは? 「礼」をする日本人。柔道では合計何回する? 出汁(だし)、新幹線、漫画。そのまま海外で通じる日本語は? 大人も「知らなかった!」にっぽんがわかります。お子さまはもちろん、お孫さんとの団らんにもぜひ! プレゼントにも喜ばれ、長く重宝する1冊です。初回限定「妖怪ウォッチおり紙」(5種各2枚)がついています。



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