こぐま会


「100てんキッズ」シリーズ

 「100てんキッズ」とは?

 こぐま会が40年間の現場での実践活動を総括し、「すべての子どもたちに、質の高い教育を提供する」ことを目的に、「こぐま会」と「幻冬舎」が協同で創設した新ブランドです。


幼児期に身につけておきたい考える力の基礎を発達段階に応じ、無理なく、楽しく身につけていただける教材・教具です。幼稚園・小学校受験する方のみならず、全国の幼児期のお子さまにご使用いただけます。


2・3・4歳児向けドリル

■「はじめてのかず」

数の理解の第一歩として、大きさや量を比較することを学びます。また数のもつ役割の「何番目(順序数)」「まとめて何個(集合数)」を学び、1~5までの数を具体的な場面で考え、自然に数え上げたり、比べたり、同じ量に分けることができるように基礎を学びます。

■「はじめてのずけい」

図形感覚を養うための第一歩は「形の特徴をつかむ」ことです。このドリルでは、生活の中にある〇、△、□などの形を見つけたり、比べたり、真似して描いたり、形を切ったり貼ったりと、楽しみながら基本的な形の特徴をとらえ認識を深めていきます。

また、日常生活で理解が必要な位置関係の中で「上下・前後」に焦点を絞り学びます。この体験が、後の立体物や空間の把握につながります。 

対象年齢 : 2歳・3歳・4歳

定価 : 680円+税

■「くらべる・はかる」

「くらべる・はかる」では、大きさ、多さ、長さ、重さなどの量を比較することを学び、数の概念の基礎を学びます。

対象年齢 : 2歳・3歳・4歳

定価 : 800円+税

 

■「かぞえる・まとめる」

「かぞえる・まとめる」では、「正しく数える」こと、数の順序(順序数)やまとまりとしての数(集合数)の感覚を学びます。

対象年齢 : 2歳・3歳・4歳

定価 : 800円+税

■「かたち・いち」

「かたち・いち」では、○△□などの基本図形を中心にさまざま形の基礎から図形感覚を学び、また「いちばん前」「いちばん後ろ」や上下、前後などの位置関係の基礎を学びます。

対象年齢 : 2歳・3歳・4歳

定価 : 800円+税

■「ことば・ひらがな」

「ことば・ひらがな」では、「読む・書く」の学習の前提として会話を通して語彙を増やし、また文字の正しい書き順を学びます。

対象年齢 : 2歳・3歳・4歳

定価 : 800円+税

 

 

小学校入学前に必要な、考える力の基礎を学びます

設問はすべて、保護者が読みあげます。「読み」「書き」の前に必要な「話す力」「聞く力」を中心に「考える力」を養います

趣向を凝らした設問は、すべて身近なものから出題。最後まで飽きることなく続けられます。



幼児の算数

【たし算、ひき算、かけ算、わり算】

生活の中の数体験をもとに、算数の学習へと導きます

計算ではなく「考える算数」の力を養います

四則演算の本質を理解します。


■「幼児のたしざんひきざん 1」

幼児期の数体験を想起させる問題から始めて、算数科のたし算・ひき算へとつないでいます。頭の中で数をイメージ化させ、数字を書いたり計算を行う前に、たし算ひき算の考え方を身につけます。

 

対象年齢 : 4歳・5歳

定価 : 800円+税

■「幼児のたしざんひきざん 2」

数の構成から具体的な数をイメージする練習から始まり、時間的順序を逆にして考える「逆思考」の問題など思考の基礎を学習します。その上で立式・計算につなげています。

 

対象年齢 : 5歳・6歳

定価 : 800円+税

■「幼児のかけざん」

小学校で学習するかけ算は算数を学ぶ上で大きな壁となることが多いです。このドリルでは、ごっこ遊びや乗り物のタイヤの数など、生活の中の数体験を想起させる絵題やお話で考えます。かけ算の意味・考え方を学習します。

 

対象年齢 : 5歳・6歳

定価 : 800円+税

■「幼児のわりざん」

数体験をもとに、わり算の意味と考え方を学習します。その上で計算練習文章題にチャレンジします。わり算をするには、かけ算を理解している必要があります。「幼児のかけざん」の後にご利用ください。

 

対象年齢 : 6歳・7歳

定価 : 800円+税


【図形】

生活の中の図形体験をもとに、図形の基本から応用学習へと導きます

小学校でつまずきやすい、図形学習の本質を学べます

形を認識する力を育て、図形的思考力を養います


■「幼児のずけい」

形の特徴をつかむ、同図形発見、形を描く、形を作る、形を分けるといった基本学習から、線対称・重ね図形・回転図形といった難易度の高い課題まで、幼児期に必要な図形学習がこの一冊にまとめられています。

対象年齢 : 3歳・4歳・5歳

定価 : 800円+税

【位置と空間】

生活の中の体験をもとに、空間認識の基本から応用学習へと導きます

空間を認識する力を育て、想像力を養います

他者視点に立ってものを捉えることで、さまざまな学習の考え方へと繋がります


■「幼児のいちとくうかん」

空間認識の基礎である「上下関係」「前後関係」「左右関係」の3つから始めて、複合した「上下 - 左右関係(方眼上の位置)」「前後 - 左右関係(四方からの観察)」「地図上の移動」といった応用的な課題に進みます。

対象年齢 : 3歳・4歳・5歳

定価 : 800円+税


カード

年齢と学習順序に合わせた学習方法を掲載しています。

 

■「かずカード」

- 生活の中の数体験を題材に、

  数をかたまりとしてイメージできるようになります -

「いちご」「つみ木」「ひと」「アメ」の4種類のイラストで描かれた1~10までのカードと、「+・-・=・□」の記号を加えたカードです。数を数えたり、並べたりする基礎的な学習から、暗算練習や条件のある立式練習といった応用学習まで幅広く活用できます。

対象年齢 : 3歳・4歳・5歳

定価 : 1,500円+税

 

■「50音ことば絵カード」

- 「聞く、話す、読む、書く」の4つの力を育みます

 言葉の音に着目した「一音一文字」は、日本語学習の基礎となります -

50音のそれぞれの文字から始まることばの絵カードを使って、名称の理解、一音一文字、同頭音・同尾音、しりとり、言葉つなぎなどのさまざまな「ことばの学習」や、ひらがなを「読む」「書く」などの「文字練習」まで幅広く学習できます。

対象年齢 : 3歳・4歳・5歳

定価 : 1,500円+税

 

■「お話づくり絵カード」

- 「話す力」・「聞く力」を育みます

 将来の「読解力」・「作文力」の基礎となります -

1話4枚で構成する絵カードと表情カードを使って、さまざまなお話づくりや動詞の理解、理由や気持ち・考えを言葉で表現するなどの「ことばの学習」ができます。

対象年齢 : 3歳・4歳・5歳

定価 : 1,500円+税

 


ひとりでとっくん365日(全12冊・問題集+指導書)       /テスト(全4冊)

「何から学習を始めたら良いかわからない」というお母さまたちの声から生まれた教材!

毎月1冊、1年間で全12冊を基礎から応用へと進めていく問題集です。

子どもたちの理解の順序に従った構成と「母親のための学習ノート」により、入試対策で大切な家庭での学習をしっかりサポートします。

基礎学習から応用に至る学習の流れの中心を作る、おすすめの教材です。


■ 問題集 ※設問書つき

こぐま会のカリキュラムに沿った、こどもの発達に合わせた問題(ペーパー30枚)で構成されてます。

1日1ページのペースで全領域をバランスよく学習することができます。


■ 母親のための学習ノート(指導書)

1年間の学習の順序と内容がわかります。

各領域の学習の課題とポイントがわかります。

苦手な問題や応用問題など、学習を深めるための「こぐまオリジナル教材」と学習方法がわかります。

お子さまにご家庭で体験させていただきたい行事やイベントをお伝えします。

今回の問題が過去の入試でどういう形で出題されたか、実例を挙げ分析しています。



■ 関連教材 ひとりでとっくん365日 テスト(全4冊)

 これまで進めてきた学習の成果を家庭で点検!

1冊につき4回分のテストをご用意しました。理解度を細かくチェックできます。

出題意図と誤答例を挙げていますので、ご家庭での学習の参考にしてください。



新年中・年長児対象                        「小学校受験学習の基本アイテム - 3つの具体物と教科書 -」  おはじき(数の学習)

- 数の学習 -

数の学習で必要になる具体物は「おはじき」です。数の学習をする順序として、

1) 数を数える(数唱)・・・20までの数を正しく唱えられるようにしましょう。

 「・・15、16、18・・」と数を飛ばしてしまうことがありますので注意してください。


2) 「おはじき」を20個用意して、数唱と指で数えるスピードを合わせて数えてみる。

 数唱で「1」の時に1つ目の「おはじき」を指差し、「2」の時に2つ目と一致しているか注意してください。


3) 30個の「おはじき」から20個を正しく取る (分類計数)

 他にも、たくさんの「おはじき」から「青のおはじき」を取る(その上で数える)などするとよいでしょう。

※日常生活でも、「おはじき」と「青のおはじき」の関係のようなものはたくさんあります。

例えば、「食べ物」と「野菜・果物・魚」などの関係で言えば、「食べ物」が「おはじき」で、「野菜・果物・魚」が「青のおはじき」の関係になります。

さらに、「野菜」が「おはじき」だとすると、「青のおはじき」は「人参・大根・玉ねぎ」などになります。果物ならリンゴ・ミカン・スイカなど、魚なら鯖・鮭・鰤なども同様です。

上記の「野菜・果物・魚」のような総称を表す言葉を「上位概念」と言い、「人参・大根・リンゴ・ミカン・鯖」などのひとつひとつの物の名称を表す言葉を「下位概念」と言います。

この2つの概念をしっかりと豊富に理解する事はとても大切です。子どもの特徴として、とくに魚などは上位概念だけになりがちですので日常生活の会話の中で意識して取り組むと良いでしょう。

数学習の (仲間集め) (仲間はずれ)などの学習に繋がります。


4) 同じ数を探す (同数発見)

 「ここにあるおはじきと同じ数のおはじきを出してください」

(保護者が)8個「おはじき」を出しておいて、お子さまがたくさんの「おはじき」から8個を取り出せるようにしましょう。取り出す数は5~20くらいまでの数でいろいろ変化させてみてください。


5) 10の構成 (数の構成)

 「数がいくつといくつでできているか」を考える問題です。この「数の構成」は今後の算数学習においても大きな意味を持つ大切な課題です。最初は「5の構成」から始めて6・7・8と順に増やすようにしてください。

例題1 : (おはじきを3個出して)

「3といくつで5になりますか。その数だけおはじきを出してください」

例題2 : (「おはじき」を5個並べて、子どもに確認させる。そして目をつぶらせて(保護者が)4個隠して目を開けさせてから)

「隠したおはじきは何個ですか」

※答えは4個ですが、子どもは見えている「1個」と答えてしまう場合があります。分からないときは、別の「おはじき」を5個横に並べてあげると隠れている「おはじき」がイメージしやすくなります。


6) 一対一対応 (数の多い少ない)

 (「赤のおはじき4個」と「黄色のおはじき6個」を用意して)

 「どちらがいくつ多いですか(少ないですか)」

※「多いですか」と質問したら2問目に「少ないですか」と逆も問うとよいでしょう。その次に「同じ数にするにはどうしたらよいですか」

※お子さまがどのように答えを導き出すのか手の動きに注意してください。ひとつひとつのおはじきを対応させていなかったり、分からないようであれば「おはじき」を図のように並べてください。


その他にも (等分) (一対多対応) (数の増減) (数のやりとり) など数のいろいろな単元でも「おはじき」で事物経験を積んだ上でペーパー学習に取り組んでください。


 こぐまドーナツおはじき (1,200円+税)

内容・・・赤・青・黄色・緑・ピンクのおはじき各12個

(計60個)、 紐(約1m)


※数の学習の他にも、紐を使って指示の聞き取りなどにも使用できます。


例)指示の聞き取り : 「赤・黄色・青・ピンク・赤・黄色・青・ピンクの順に紐に通してください」



新年中・年長児対象                        「小学校受験学習の基本アイテム - 3つの具体物と教科書 -」  さんかくパズル(図形の学習)

- 図形の学習 -

 図形の学習で必要になる具体物は「パズル」と「つみ木」です。平面図形では「パズル」、立体図形では「つみ木」になります。

こぐま会では、学習意図・難易度に合わせてさまざまな「パズル・つみ木」をご用意していますが、その中でも中心となる「さんかくパズル」と「立方体つみ木」についてご紹介いたします。


「さんかくパズル」

 平面図形において最も基本となるのは (図形構成) です。

図形構成の学習は、ピクチャーパズル から始めて、基本図形パズル (3~5片でできた○△□)、「さんかくパズル」の順番で学習することをお勧めします。

小学校入試における平面図形学習のベースになるのが「さんかくパズル」です。このパズルは1ピースが直角二等辺三角形でできています。このピースを使ってできる基本形が下記のようになります。


2枚を使って作る三角形・正方形・平行四辺形

4枚を使って作る三角形・正方形・長方形

8枚を使って作る三角形・正方形・長方形



下の図1では三角形2枚、図2は図1の三角形が2つでできます。つまり2枚で三角形ができれば、それぞれを組み合わせて4枚・8枚での三角形もできます。


この考え方は三角形の大きさを相対的に捉える必要があり、抽象的な見方が要求されます。子どもに口頭で説明しても理解しづらいので、実際に繰り返し作業することで身につけてください。

まずは右図の基本形を繰り返し練習してください。基本形ができれば、形が変化したり枚数が増えたりする応用も対応できるようになります。

また、図形構成をしっかり身につけることで (図形分割) にも繋がります。


内容・・・直角二等辺三角形16枚 (赤8枚・黄色8枚)


<関連教材>

さんかくパズル形づくり見本帳  500円+税・・・基本形の他に 38のいろいろな形・枚数の見本を掲載

さんかくパズル模様づくり見本帳 500円+税・・・基本形の他に 43のいろいろな模様・枚数の見本を掲載


新年中・年長児対象                         「小学校受験学習の基本アイテム - 3つの具体物と教科書 -」  立方体つみ木(図形の学習)

- 図形の学習 -


「立方体つみ木」

 こぐま会では「立方体つみ木」 「こぐまつみ木」 「ドームつみ木」 と立体図形学習のつみ木をご用意していますが、その中で基本となるのは「立方体つみ木」です。

立体図形を認識していくために、意識を平面から三次元へ広げる必要があります。また1つのつみ木が全体のどの部分に対応するかを考える事で、全体と部分の関係を捉えて立体図形の認識を高めましょう。


学習方法としては、

(1) まず、右図の基本形をお子さまに積んでもらいます。

※子どもは真っ直ぐに積んでしまいがちですが、図のように尖った部分を自分の方に向けて斜めになるようにすると、立体感がつかみやすくなります。できれば2組用意して、1組で保護者が見本を作ってあげるとより分かりやすいでしょう。


(2) お子さまの見ている前で、見本のつみ木を1個動かして変形します。その後、同様につみ木を動かしてお子さまに同じ形を作ってもらいます。

※毎回つみ木をバラバラにしないで、基本形から変化させてください。それによりつみ木を構造的に捉えることができます。

1個動かしてできたら元に戻す。次に2個・3個と順に増やしてください。下の(3)(4)も同様です。


(3) お子さまに目を閉じてもらい、見本を1個動かします。目を開けて、何を動かしたか推測して見本と同じ形を作ってもらいます。


(4) お子さまに目を閉じてもらい、見本を1個動かします。30秒ほど見せたら見本を隠して同じ形を作ってもらいます。(記憶して作る)


(5) 見本帳を見て立体をイメージして作ります。

※見本帳は平面に描かれている形を立体と認識できなければいけませんので難しくなります。(2)~(4)を十分に繰り返し練習した後で取り組んでください。


立体図形を正確に捉えることにより (つみ木の数) (立体と展開図) などの図形学習に繋がります。


内容・・・立方体のつみ木(1辺29mm)×8個


<関連教材>

「ひとりでとっくん18 8個のつみ木」 (600円+税)

30種類の見本を掲載。この見本帳は前のページの見本から1個動かした形が描かれていますので、形を比較してどこが減ってどこが増えたのか分かるようになっています。