小学校1年生の一日をシミュレーション

 

 

いよいよ4月上旬、私立小学校の入学式を迎えます。最初が大事とよく言われますが、スタートで戸惑わないよう、1日の流れをイメージしておきましょう。

 

 

一日の流れはどうなっているの?

一日の流れ

 

 

まずは小学1年生の場合の一日の流れを、見ていきましょう。

 

■起床
今までの生活と比べて、早起きになる方が多いのではないでしょうか?決まった時間に起きて、自分で身支度をすることなど、今できることから徐々に調整していきましょう。朝食をきちんと食べない子供は、落ち着きがなく、勉強や運動の能力が低下しやすいというデータもあります。 忙しい朝ですが、余裕をもって行動しましょう。

 

■登校
幼稚園・保育園までは、園バスや徒歩などで大人と一緒に登園していましたが、今後は子どもたちだけでの登下校になります。入学前に必ず、一緒に家から学校までの時間がどれくらいかかるのか、通学路の確認を行いましょう。そして、もしも登校中に困ったことがあった時はどうするか、お子さまとの間でルールを作ることも必要です。不安を回避し、笑顔で学校生活を送れるようにサポートしてあげましょう。

 

■授業・給食
ほとんどの小学校では45分の4時間授業が通常で、土曜日に授業があることもあります。今のうちから、授業中は「先生の話をきちんと聞く」「席は立たない」「集中して取り組む」などを、お子さまが意識することはとても大切です。給食では、どんな食べ物でも食べられるように、食事の時間に練習をしましょう。

 

■下校
入学してしばらくの間は、給食もなく下校時間が少し早くなりますが、通常授業開始後の下校時間は、だいたい14:00~15:00です。共働きでお仕事をされている方は、学校が終わった後の子どもの居場所確保なども必要です。

 

 

 

家庭学習する際のポイントは?

 

これからは、宿題も多くなります。ご家庭で机に向かう習慣づくりに取り組みましょう。毎日きちんと宿題をすることは、子どもにとっても大変なことの1つです。

 

家庭学習では、勉強ができて当然と思うことなく、ほめてあげることを常に意識をしましょう。学校からほぼ毎日宿題も多く出されてきます。どんな宿題が出ているのか、問題などお子さまがどのくらい理解をしているかなどを確認することで悩みや不安も解決できることはとっても大切です。

 

慣れるまでは、サポートしてあげることをおすすめします。ここで誤解していただきたくないことは、サポートというのは答えを教えてあげることではありません。分からない問題に対して、どうやれば解けるのかを導いてあげることが重要になってきます。低学年のうちの学習習慣は、大人になってからの学習に対する姿勢に大きく影響してきます。

 

 

子どもには十分な睡眠を、そして自分の時間も欲しい人は…

睡眠時間

「寝る子は育つ」のことわざの通り、脳の発達にも十分な睡眠は欠かせません。小学校低学年のうちは、9~10時間の睡眠時間が必要とされています。

 

ただ、この9~10時間子どもを眠らせるのがなかなか難しいのも現実だと思います。なぜなら小学校1年生になると体力がついてくるからです。そこでおすすめなのが習い事です。ダンスや体操教室、水泳、野球、サッカーなど色々ありますが、ただ体を動かすだけでなく、楽しみながら通えそうなものを選びましょう。

また私立小学校の場合、放課後学習やアフタースクールという選択もあります。学校の校舎にある様々な施設を活用し、多様な活動を子どもたちに向けた様々なプログラムを提供しています。

 

多くの場合、放課後に勉強を見てもらったり、友達と一緒にいろいろな経験をしたりできる「子供たちの居場所」を作り、自己肯定感やチャレンジ精神を育てることを目的としています。平日は下校時から、長期休み中は朝から開校し、預かり保育としても対応したり、子どもたちが心から安心できる生活の場としても機能しているので、近年注目を集めています。

 

 

実際のプログラム例をご紹介します。
・食育について、シェフの方や料理の上手な主婦の方からお料理を教わり作る料理教室
・地域ボランティアの方が、編み物や洋服作りを教えてくれる手芸教室

ご興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

ココがポイント!

小学校低学年のうちの生活習慣はとても重要です。どうしても子どもが小さいうちは、子ども中心の生活になりますが、自分の時間も確保したいという思いもあるでしょう。そんなときは、まず家族の一日のスケジュールを図で書き、「ここは自分の時間をとれる」、もしくは「ここはこうすれば自分の時間をとれる」というポイントを、見つけておくことをおすすめします。心身ともに充実した生活を送れるように、親御さんが導いてあげましょう。

 

 

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